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組織行動学(オリエンテーション)

オリエンテーション中は「企業倫理」の他にも組織行動学を取ってました。堅い感じの企業倫理と比べてアクティビティを通じて色々体験していくこのクラスは、トピックも「良い組織とは?良いチームワークとは?」といった身近な内容だったので、結構ファンが多かったみたい。(私は結構企業倫理も好きだったのだけど・・・。)

一回3時間の授業なんだけど、前半でゲームをやって、後半で「このゲーム中に自分はこういう行動をとった、こう思った」など経験をシェアしつつ、組織の中で人はどういう行動にでるのか?みたいな事を話あっていくのよ。つまりはついていきやすい授業 (  ̄- ̄)フムフムなのよね。

どんなゲームをやるのかというと、例えば:

殺人事件推理ゲーム

①クラスに入ってきた時点で各自の机の上に「殺人事件の聞き込み調書」が置いてあって、とりあえずそれを個人で読む。
②その後教室から出て、3人1組のチームになって謎解きをする。(数人の容疑者の中から、20分間チームで話し合って一人に絞る。
③この際調書を外に持ち出してはいけなくて、自分の記憶のみを元に話し合う。

単純でしょ?でもね。。。実はが隠されているんだな、これが。

何かというと・・・・調書が3タイプある!皆が同じ調書を読んでいると思ったら大間違い~( ̄ロ ̄;)基本的に書いてある事は一緒なんだけど、各タイプにのみそれぞれ存在する追加情報みたいなのが埋め込まれていて、これらの情報を全て合わせると犯人が浮かび上がってくるという仕組みなのね。でもそれを私達は勿論知らされていないわけさ。

しかも教室の右側の人達はAタイプの調書、真ん中はBタイプの調書、左側はCタイプの調書が配られていて、チーム分けする時って自然と近くに座っている子とかと組むじゃない?そうすると、結局チーム3人とも同じ調書を読んでいるから一向に「追加情報」が増えなくて謎が解けない。運良く3タイプそれぞれの調書を読んでいる3人が集まったチームがあったとしても、話し合いの際に調書を持ち込んではいけないので、自分が持っている調書が相手の持っている調書と違う事にすら気がつかなかったりして。

私のチームの場合、残りの二人がタイプAの調書を読んでいて、私だけがタイプCを読んでいたのですよ。それで、二人の話題についていけない箇所も多くて「あれ?あれ?」と思っていたのね。でも私の記憶違いかなぁと最初はやり過ごしていました。たかが3人のチームなんだけど、ちょっとマイノリティーな気分に陥っていましたね。だから二人と同じ情報をシェア出来る時にだけ積極的に会話に参加して、「なんの話をしているんだ?!」って感じた時は貝になってました。しかも、私が「これって結構重要な情報なんじゃない?!」と思っていたトピックが会話の中で一向に出てこない。。。「やっぱりこれ変だよー」と思って勇気を振り絞って(チキン野郎なので・・・)「でもさ、容疑者①は補聴器を着けていないと何も聞こえないんだよね?」と切り出してみたところ、「なにそれ?!そんな情報初めて知ったんだけど!!」と驚かれて、彼らの読んでいた調書と私の調書が違う事に気付き、3人で思わず
なるほどーそういうことかー ヽ(´д`)人(´д`)人(´д`)ノ~♪
と小躍り。そしてお互いの情報をシェアしあって無事犯人逮捕。ほっ=3

ちなみに、ゲーム後に議論したトピックはこんな感じ:
①二人以上で議論する場合、全員が共通認識している情報のみにスポットをあてがちになり、個々が持ち合わせているユニークな情報を引き出すのは意外と難しい
②この様にして共通の情報に重点を置いて物事を進める結果、組織はHomogenous(直訳=同種・同質の、この場合は似たタイプの人間で構成されている組織という意味かな)になり易い。
③又、組織を作成する際に、物理的距離(ゲームの場合は教室で座っている場所が近いとか・・・)や同じビジョンを共有できることなどを考慮しがちなため、自然とHomogeneousな組織を構築する事が多い。
Homogeneousな組織のメリットは:合意に至るまでが早い、情報シェア等が効率的、強い団結力 デメリット:視野が狭い、新しいアイディアが生まれにくい、組織革新等へのモチベーションが低い
⑤対するHeterogeneous(直訳=異種・異質の・・・この場合は十人十色なという意味よね)組織のメリット:幅広い情報を保持している、色々な角度から分析する事が可能、革新的アイディアが生まれ易い、作業の特殊化・効率的分担が可能 デメリット:纏めるのに時間がかかる、意見合致までが大変、一部の人が孤立する恐れがある
⑥いつもスムーズに即合意に至れるチームが良いとは限らない。「程良くお互いの意見をチャレンジし合い、様々な角度から話し合いの出来るチーム」を纏めていけるマネージャーが理想。

・・・などなどです。

他にも色々ゲームをやったり、上記の例についてももっと様々議論をしたりして、なかなか味のあるクラスでした。最初は「どうせチームワークは大事だ」みたいな当たり前の事やるんでしょ?と思っていたけれど、ビジネスというよりは心理学の実験に近くて、日々の自分の行動についても再分析させられました。

そーいえば、30強の事例を読んで、各ケースについて自分ならどう判断するかを各自で書き、その結果を或る有名なYale大学教授の方法論で分析してもらい、一人一人に「あなたのリーダーシップはこういう傾向があります」といったフィードバックをもらうといった事もやりました。

後、「工作」的なゲームが多くて、例えば60人で協力して画用紙をつなぎ合わせて3mx5mの巨大絵画を80分で作成したりとか。これはかーなーりー楽しかった!私、日本では絵的センスを褒められた事ないんだけど、不器用な外人の中ではアーティスト呼ばわりだわさっ!この絵も自慢じゃないけど、かーなーり私が貢献しましたっ<(`^´)> フンッ

ま、MBAで工作を褒められて喜ぶなって言われたらそれまでだけどさ・・・。

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こうやってゲームを通じて新入生同士の親睦も深めているのかしらーと思うと「チームワーク」というなんとも使い古されたテーマの授業なのに実は色々考慮されていておもしろいっす。

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2005年09月28日 投稿者 AYA : 2005年09月28日 16:21

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